症例紹介:爪白癬治療中の巻き爪補正

目次

はじめに

爪白癬は足白癬の一種で、爪にカビが感染する病気です。爪白癬になると、爪が変色したり、厚くなったり、もろくなったりして、巻き爪の原因となることがあります。
今回は、爪白癬を治療している利用者の巻き爪補正をご紹介します。

基本情報

  • 年齢:80代女性
  • 主訴:巻き爪による足の痛み
  • 症状:
    • 半年程前から爪の変色が見られ、徐々に巻き爪に変化
    • 両足の外反母趾
    • 足を踏み込むと痛みがあるため、自然と浮き指で歩行する様になった
    • 1日の歩行量が以前と比べて明らかに減り、体力も低下した
  • 治療歴:
    • 初回の訪問時に爪白癬を疑い、皮膚科の受診を打診。受診の結果爪白癬と診断され、内服による治療を開始していた
    • 爪白癬の治療前は爪が大変硬く柔軟性が全くなかった
    • 爪白癬の治療が進み、少しずつだが爪の柔軟性が戻ってきた

施術前

  • 爪白癬の影響で爪が変色し、厚くなっていました。
  • 両足の親指の爪が内側に巻き込んでおり、皮膚に食い込んで痛みがありました。

施術

  1. 爪白癬治療薬の効果で爪が少し柔らかくなっていたので、爪切りを使って爪を薄くしました。
  2. 爪矯正用の器具を使って、爪を持ち上げ、皮膚から離しました。
  3. 矯正器具を装着し、爪の形を整えました。

施術後

  • 1回の施術で巻き爪の角度が20〜30度広がりました。
  • 足を踏み込む際の痛みも軽減されました。

今回の施術で難しかった点

爪白癬の影響で爪が厚く、脆くなっていました。そのため、爪切りで爪を薄くするのが難しく、時間をかけて丁寧に施術する必要がありました。また、爪を持ち上げる際にも、爪が皮膚に食い込んでいたため、慎重に作業する必要がありました。

利用者の反応

  • 施術の痛みはなく、足を踏みこんだときの痛みもなくなった。
  • 浮き指だった母趾を踏み込むことができるようになった。

今後の予定

巻き爪の補正は1回で終わることは中々ありません。爪を平らに近づけて、それが馴染むまでは補正を続ける必要があります。
今回の場合は、先端のみを補正しましたが、根本の爪も巻いている場合は、そちらも補正していく必要があります。
また、例え補正をかけて巻き爪が改善したとしても根本原因が改善されていないと再発する可能性が高いです。
今回の場合だと爪白癬の治療が不十分な状態で、補正をしても再発する可能性が高いということになります。
そのため、爪白癬の治療を継続しながら、巻き爪の補正を行っていきます。

まとめ

爪白癬は巻き爪の原因となるだけでなく、歩行障害や体力低下などの問題を引き起こすこともあります。爪白癬の症状がある場合は、早めに皮膚科を受診し、治療を受けることが大切です。

今回の症例紹介は片方の足のみでした。もう片方の足の補正は近日中に行う予定となっていますので、そちらもブログに投稿していきます。

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お問合せ

TEL:090-5900-5819

sempre巻き爪補正サービス:大阪府吹田市から出張いたします

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